パン教室の開き方|ライセンス取得後に決めたこと・準備したこと

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ABCクッキングでブレッドライセンスを取ったあと、自宅で小さなパン教室を始める準備を進めています。

教室を開くと決めても、最初に考えることはレッスンメニューだけではありません。レシピや写真の利用条件、行政・衛生面、定員、開催頻度、料金、道具、予約方法まで、募集前に確認することがいくつもありました。

この記事では、「おひるのゆるパン教室」を作るまでに、私が確認したことと決めたことを、準備する順番に沿ってまとめます。

実際にどんな教室にしたのか、なぜ最大4名・2人1組・隔週水曜日にしたのかは、下記記事にまとめています。

STEP1 レシピの使用許諾を得る

ABCのオリジナルレシピを個人料理教室で使用するには、事前にABC Cooking Studioの許諾を得る必要があります。教室で使用する前に、使用予定のレシピを伝えて許諾を申請します。

私は、実際に使用予定のレシピについてABCへ問い合わせ、1日で使用許可の回答をいただきました。

問い合わせはABC Cooking Studioのお問い合わせフォームからできます。回答の目安は土日祝日を除く2~3営業日程度と案内されていますが、私の場合は問い合わせの翌日に回答が届きました。

告知用写真についても同時に問い合わせました。ABCの公式画像は使用できませんが、ABCの公式レシピを使って自分で作り、自分で撮影した完成品の写真は教室の告知に使用してよいと、明確に回答をいただきました。

STEP2 行政・衛生面を確認する

パン・お菓子教室の形 原則
生徒が先生と一緒に作る 営業許可不要
レッスン料・材料費を取る それだけでは営業許可不要
生徒が自分で作ったパンを持ち帰る OK・それだけで許可は不要
生徒が自分で作った焼き菓子を持ち帰る OK・それだけで許可は不要
生徒が作ったケーキを持ち帰る OK。ただし要冷蔵品は温度管理に注意
先生があらかじめ作ったパンを商品として生徒に販売する 菓子製造業等の検討が必要
教室で作ったものを生徒以外の第三者向けに販売する 菓子製造業等の許可が原則必要

パン教室を開くだけであれば、食品衛生法上の営業許可は原則必要ありません。生徒がレッスンで自分で作ったパンやお菓子を持ち帰る場合も、それだけを理由に営業許可が必要になるものではありません。ただし、作った食品を販売する場合は、菓子製造業などの営業許可が必要になる場合があります。

STEP3 レッスン内容と作業方法を決める

レッスンで何を作るかだけでなく、全何回にするか、1人で作るか共同作業にするか、完成品をどのように分けるかまで決めます。

私の教室では、ABCから使用許可を得たレシピから、まずは基礎のパンを順番に作る予定です。今回使用を予定しているレシピは、1人分としては持ち帰り量が多いため、基本的に2人1組で1つの生地を作り、完成したパンを分ける形を考えています。

生徒へ渡すレシピは印刷し、紙で配布します。デジタルデータでの配布は禁止されています。

STEP4 定員・開催頻度・時間を決める

定員は、部屋の広さだけでなく、作業台、オーブン、発酵スペース、器具の数から決めます。開催頻度は、買い物、計量、部屋の準備、レッスン後の片付けまで含めて無理がないかを確認します。

私の場合は最大4名、2人1組の2組で、隔週水曜日の12時から開催する形にしました。パン作りには発酵や焼成の待ち時間があるため、所要時間は約3時間を想定しています。

なぜこの人数と開催日にしたのか、オーブン1台でどのように運営するかは、下記記事にまとめています。

STEP5 料金と申込み方法を決める

料金を決めるときは、材料費だけでなく、包材、消耗品、光熱費、準備時間、決済手数料なども確認します。回数券や一括申込みを作る場合は、残回数や振替の管理方法も必要です。

私の教室は1回4,000円(税込)とし、回数券は作らず、参加したい回に1回ずつ申し込める形にしました。まずは各回の参加人数と材料数を管理する、シンプルな運営から始めます。

STEP6 必要な道具を揃える

レッスン内容、定員、作業する組数が決まったら、同時に必要になる道具を洗い出します。家にあるものを使えるか、共有できるものはないかも確認します。

私の場合は2組分の最低限の道具から始め、最初の道具予算は約4,800円にしました。ボウルやスケッパーなどの具体的な内訳と、材料費を含めた初回収支の簡易計算は、下記記事で紹介しています。

最初から理想の道具を一式揃えるのではなく、開催して必要になったものを少しずつ追加する方針です。

STEP7 予約・募集方法を用意する

開催内容が決まったら、参加者が申込み前に必要な情報を確認できる場所を用意します。

私はおひるのゆるパン教室という専用サイトを作り、次の情報をまとめることにしました。

  • 募集中のレッスン
  • 開催日と料金
  • 持ち物
  • 教室について
  • 教室からのお知らせ
  • 予約・問い合わせ方法

住所の詳細など、自宅教室のため公開しない情報は参加者だけに案内します。申込み後に何を、どのタイミングで伝えるかも募集前に決めておきます。

STEP8 模擬レッスンと募集前チェックを行う

募集を始める前に、当日と同じ道具とオーブンを使って模擬レッスンを行います。

作業台に2組分の道具を置けるか、発酵や焼成の順番に無理がないか、予定時間内に片付けまで終わるかを確認します。完成品の分け方や持ち帰り方法も、実際に作って確かめます。

最後に確認する項目は次のとおりです。

  • レシピ利用の許諾手続きと適用範囲を確認したか
  • 告知写真の利用条件を確認したか
  • 必要な行政・衛生面の確認をしたか
  • レッスン内容、完成量、配布方法を決めたか
  • 定員、開催日、所要時間、料金を決めたか
  • 必要な道具と持ち帰り用品を用意したか
  • 模擬レッスンで時間と焼成順を確認したか
  • 予約方法と参加者への案内内容を用意したか

他のライセンス取得者の教室も参考にする

ABC公式サイトには、ライセンス取得後に教室やレッスンを行っている人のインタビューが掲載されています。教室の規模や対象、どのような形なら続けやすいかを考えるときは、ABCライセンス取得者インタビューも参考になります。

まずは大きな教室を完成させるのではなく、自宅の設備で1回開催できる形を作るところから始めます。

実際にパン教室を開いてみた記録

この記事の手順に沿って、私は最大4名・2人1組・隔週水曜日の教室を作りました。人数や開催ペースを決めた理由、オーブン1台での運営方法、道具の内訳、初回収支は、下記記事にまとめています。