ABCクッキングでブレッドライセンスを取ったものの、取得しただけで終わるのはもったいない。そう思い、小さなパン教室を始めることにしました。
教室名は、**「おひるのゆるパン教室」**です。隔週水曜日のお昼に、最大4名でパンを作ります。自宅の設備と自分の準備時間で無理なく続けられることを優先し、人数、開催頻度、作業方法、料金を決めました。
この記事では、実際に決めた人数、開催ペース、道具、初回収支を中心に書きます。レシピ利用の許諾、告知写真、行政・衛生面など、開講前に確認した手順は「パン教室の開き方」にまとめています。
ライセンスを取って終わりにしたくなかった
ブレッドライセンスを取ったことで、パン作りをひと区切りまで学んだ実感はありました。
でも、せっかくここまで続けたなら、自分がパンを作るだけでなく、誰かと一緒に楽しむところまでやってみたいと思うようになりました。
最初から大きな教室にするつもりはありません。毎週たくさんの生徒さんを集めるより、まずは自宅で月2回ほど、無理なく続けられる形から始めます。
レッスンでは、ABCへの許諾手続きと利用範囲を確認したうえで、利用できる基礎のパンを12回かけて順番に作る予定です。新しく12回分のレシピを考えるより、すでに受講して作り方や注意点を確認した内容のほうが、材料の準備量や当日の進行を組み立てやすいと考えました。
レシピ利用の条件や許諾手続き、配布方法について確認している内容は、パン教室の開き方の「レシピ・写真の利用条件」にまとめています。
「おひるのゆるパン教室」を作りました

教室の雰囲気や開催内容が分かるように、専用サイトも作りました。
作ったサイトはおひるのゆるパン教室です。
告知用写真の利用条件も確認してから掲載します。確認している内容は、パン教室の開き方にまとめました。
サイトには、次の内容を掲載しています。
- 募集中のレッスン
- 開催日と料金
- 持ち物
- 教室について
- 教室からのお知らせ
隔週水曜日なら運営を続けやすい
開催は隔週水曜日の12時からにしました。毎週開催にすると、材料の購入、計量、部屋の準備、レッスン、片付けが続きます。月2回なら、次回までに不足した材料や道具を補充しながら運営できます。
時間は約3時間を確保しています。パン作りは発酵や焼成の待ち時間があるため、回転数を増やすより、ランチのようにゆっくり過ごせる形にしたほうが、自宅教室の規模にも合っていました。
開催内容は次のようにしました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催 | 隔週水曜日 12時から |
| 定員 | 最大4名 |
| 作業 | 2人1組 |
| 内容 | パン作りの基礎12回 |
| 期間 | 約半年 |
| 料金 | 1回4,000円(税込) |
| 申込み | 回数券なし・1回ずつ |
回数券や一括申込みは作らず、1回ずつ募集します。最初から半年分の入金や振替を管理するより、各回の参加者と材料数だけを確認するほうが、小さな教室では運営しやすいと考えました。
2人1組にした理由
1人で最初から最後まで作る教室ではなく、基本的に2人1組で1つの生地を作ります。これはレッスンの交流を増やすためというより、自宅の設備で無理なく開催するためです。
- 自宅のオーブンが1台しかない
- 今回使用を予定しているレシピは、1人分としては持ち帰り量が多い
- ボウル、スケッパー、めん棒、パンマットなどの器具が半分で済む
4人が1人ずつ作ると、生地も焼成回数も4単位になり、1台のオーブンでは待ち時間が長くなります。2人1組なら2単位にでき、焼成と片付けまで現実的な時間に収められます。
完成したパンも2人で分けるため、1人あたりの持ち帰り量が多くなりすぎません。教室を始める時点で同じ器具を4人分買う必要もなく、初期費用を抑えられます。
その代わり、参加者が1人で全工程を行う形式ではないことは、申込み前に分かるように案内します。
最初は「あんバターサンド」
最初のレッスン候補は、ふんわり焼いたパンにつぶあんとバターをはさむ、あんバターサンドです。レシピの利用条件と許諾を確認してから、正式なレッスン内容を確定します。
生地作りから発酵、成形、焼成まで一緒に進め、焼き上がったパンは2人で分けて持ち帰ります。
所要時間は約3時間です。パンが発酵するのを待つ時間も含めて、急がず、おしゃべりしながら過ごせるレッスンにします。
教室を始めるには、パン以外にも決めることが多かった
実際に準備を始めると、パンのメニュー以外にも、定員、開催時間、料金、予約方法、自宅住所の案内方法などを一つずつ決める必要がありました。
規約や行政・衛生面を含め、募集前に何をどの順番で確認したかは、パン教室の開き方|ライセンス取得後に決めたこと・準備したことで整理しています。
初回は売上12,000円の範囲で道具を揃える
教室を始めるなら、最初に道具を全部揃えたくなります。でも、初回から2万円ほどかけて完成形を目指すのはやめました。
第1回は1人4,000円で3人参加、売上12,000円として計算します。その範囲で最低限の道具と材料を用意し、道具代と主な材料費を売上の範囲に収める計画にしました。
最初に買う道具
| 買うもの | 揃え方 | 予算 |
|---|---|---|
| 大きめのボウル 2個 | 普通のステンレス製 | 1,000円 |
| スケッパー 2個 | 製パン用 | 600円 |
| めん棒 2本 | 手頃なもの | 600円 |
| パンマット 2枚 | 最初は安いもの | 1,500円 |
| スケール | 家にある1台を共有 | 0円 |
| 計量スプーン | 家にあるものを共有 | 0円 |
| 温度計 | 1本用意 | 800円 |
| クーラー | 家の網などで代用 | 0円 |
| ハケ | 必要なものだけ用意 | 300円 |
| 道具合計 | 約4,800円 |
材料は、強力粉1kg、イースト、バター200g、あん500g、アーモンドダイスの小袋を購入します。砂糖や塩は家にあるものを使い、材料の購入費は約2,500〜3,000円に収めます。
第1回の収支
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 売上(4,000円 × 3人) | 12,000円 |
| 道具の購入 | -4,800円 |
| 材料の購入 | -2,500〜3,000円 |
| 道具代・主な材料費を引いた残額 | 4,200〜4,700円 |
道具代と主な材料費だけで見ると、初回は4,200〜4,700円ほど残る計算です。光熱費、包材、消耗品、決済手数料などは含めていない簡易計算のため、実際の利益とは異なります。買った道具と余った材料は次回に残ります。
第2回以降の売上で、使いやすいボウル、0.1g単位で量れるスケール、作りたいパンに必要な型などを少しずつ追加していきます。
最初からパン教室を完成させない。 最低限の道具で第1回を開き、売上で次の道具を買う。この形なら、初期投資を抑えながら、半年かけて必要な道具を少しずつ揃えていけます。
予約も独自システムで受け付ける
レッスンの案内だけでなく、予約と問い合わせも専用サイトにまとめました。開催日ごとの募集人数と申込みを一つの場所で管理し、個別のメッセージだけで予約状況を追わなくて済むようにしています。
開催日やレッスン内容、料金、持ち物を確認し、そのまま参加したい回を選んで申し込めます。回数券はないため、初めての方も1回から参加できます。
まずは小さく始めてみる
まだ、パン教室としては始まったばかりです。
それでも、教室名を決め、レッスン内容を考え、開催日を並べ、専用サイトを作ったことで、「いつか教室をやってみたい」から一歩進めました。
せっかく取ったライセンスを、持っているだけにせず、自分なりの形で使ってみます。実際にレッスンを開催して分かったことや、準備しておいたほうがよかったことも、今後あらためてまとめる予定です。
これからパン教室を始める人向けの確認事項は、レシピ・写真の利用条件から募集前チェックまでをまとめた「パン教室の開き方」で読めます。
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