ABCで料理やパンを習って、家でも作るのが当たり前になった。好きで続けてきたことを、少しでも仕事にできたらうれしいですよね。
教える、食事を作る、レシピを考えて伝える。 料理を仕事にする方法は、思っているよりいろいろあります。ABCの先生やタスカジだけでなく、自分でパン教室を開いたり、飲食店や給食の調理場で働いたりする道もあります。
ライセンスを取ったら何をするかで迷っている人も、まだ持っていない人も、まずはやりたい仕事から考えてみましょう。
料理のどんな時間が好きかで選んでみる
同じ「料理の仕事」でも、人に説明する時間と、自分で調理する時間では、楽しさが違います。
| やってみたいこと | 気になる働き方 | 先に考えておきたいこと |
|---|---|---|
| 作り方を教えて、生徒の上達を見たい | ABCの業務委託講師 | 開講できる曜日・時間、準備や練習の時間 |
| 料理や作り置きで、家庭の食事を助けたい | タスカジの料理代行 | 家事経験、募集地域、移動を含めて働ける時間 |
| メニューや人数を自分で決めて教えたい | 自分の料理・パン教室 | 開催場所、集客、料金、レシピの利用条件 |
| 調理場で仲間と一緒に食事を作りたい | 飲食店・給食の調理や調理補助 | 勤務時間、担当する作業、求人ごとの応募条件 |
| 献立を考えたり、写真や文章で伝えたりしたい | レシピ開発・料理コンテンツ制作 | 得意分野、試作、写真・文章などの制作実績 |
たとえば、友達にパンの成形を教えるのが楽しいなら講師や教室。夕飯のおかずをいくつも作って「助かった」と言われる方がうれしいなら、料理代行を見てみるとよさそうです。
ABCで先生になる
いつも生徒として通っているスタジオで、今度は教える側になる方法です。業務委託インストラクターとして、少人数のレッスンや材料準備・片付けを担当します。
ABC講師は、ライセンスがない人も応募できます。合格者には一次選考の免除がありますが、採用には選考があるので、「持っていれば必ずなれる」という制度ではありません。
レッスンを教える仕事に興味がある人は、応募条件と、講義ごとに決まる報酬の仕組みを下記記事で確認してみてください。
タスカジで料理や作り置きの仕事をする
人に教えるより、料理を作る方が好き。自分の教室を用意するより、料理を必要としている家庭へ行って働きたい。そんな人には、タスカジの料理代行があります。
料理の資格は必須ではありませんが、家事経験の条件と審査があります。ABCで習ったメニューの数だけでなく、普段の家事をどれくらい自分で回しているかも振り返ってみてください。
仕事は1回3時間からなので、移動を含めて時間を取れるかも大事です。応募条件や募集地域、面談までの流れは下記記事にまとめています。
自分の料理・パン教室を開く
好きなメニューを、好きな人数やペースで教えたいなら、自分で教室を開く方法もあります。
ただ、メニューを決めたらすぐ募集できるわけではありません。場所や道具、料金、予約方法、レシピ・写真の利用条件まで、自分で用意することになります。最初から大きく始めるより、手持ちの設備で1回開催するには何が必要かを考える方が進めやすいです。
ABCのブレッドライセンス取得後に小さなパン教室を準備した手順は、下記記事にまとめています。レシピの使用許諾や、定員・料金・道具を決める順番も紹介しています。
私が準備した「おひるのゆるパン教室」も、この選択肢の一つです。最大4名、2人1組で作る小さな教室にして、開催ペースや道具も自分の家で無理なく扱える範囲から決めました。
どんな形にしたかを具体的に見たい人は、下記の記録も参考にしてください。
飲食店や給食の調理場で働く
自分でお客さんを集めたり、依頼を受けたりするより、職場に通って料理の仕事をしたい人もいると思います。その場合は、飲食店のキッチンや給食施設の調理・調理補助も候補です。
たとえば給食調理員は、学校や社員食堂、病院などで、献立に沿って仕込みや調理、盛り付け、洗浄などを行います。自宅で数人分を作るときとは量も段取りも違うので、大勢の食事を時間に合わせて用意する仕事に興味がある人に向いています。
求人を見るときは、「調理」と書かれているかだけでなく、実際には仕込み・盛り付け・洗浄のどこを担当するのかまで見ておきたいです。必要な資格や経験、早朝・夜間の勤務の有無も、応募先ごとに確認しましょう。
仕事内容をもう少し知りたい人は、厚生労働省の職業情報「給食調理員」に、仕事の流れが載っています。
レシピや料理の写真・動画を作る
新しい組み合わせを試すのが好き、分量を調整するのが好き、作ったものを写真に撮るのが好き。そんな人には、レシピ開発や料理の記事・動画を作る方向もあります。
実際に、料理メディアにはレシピを考案する調理人の仕事があります。クラシルも、公式レシピは専属の調理人が考案していると案内しています。
ただ、料理を投稿しただけで収入になるわけではありません。仕事として依頼してもらうには、どんな料理を作れるのか、分量や手順を他の人にも再現できる形で伝えられるのかが分かる実績が必要です。
まずは自分で考えたレシピを試作して、写真と手順をまとめてみる。そこから、料理だけでなく撮影や文章を書く作業も続けたいと思えるかを確かめる始め方です。教室で習ったレシピをそのまま自分の制作実績として使うのではなく、自分で作った内容で取り組みましょう。
資格を増やす前に、やりたい仕事の条件を見る
仕事にしたいと思うと、まず資格が必要なのかな、と気になりますよね。でも、ABC講師もタスカジの料理代行も、料理の資格がない人の応募を受け付けています。必要な経験や選考の内容は、それぞれ違います。
今の資格や経験で始められる仕事があるなら、先に募集を読んでみましょう。足りないことが分かってから練習や勉強を増やしても遅くありません。
迷っているなら、料理のどの作業が好きか、週にどれくらい時間を使いたいかから考えてみてください。人と話しながら教える時間なのか、黙々と仕込む時間なのか、試作して写真を撮る時間なのか。好きな作業が多い働き方から調べると、次に何をするかが見えてきます。
参照した公式情報
2026年9月6日確認。教室開業の手順は、上記のリンク先記事にある運営者の準備記録をもとに紹介しています。

