ABCクッキングは、契約から9日目以降でも、有効期限内かつ受講残があるコースなら途中解約できます。 返金額は、支払済金額から入会金・受講済み分・解約事務手数料・未払いのキャンセル料を差し引いて決まります。
残回数分がそのまま返金されるわけではなく、割引契約や受講状況によっては返金が0円になったり、追加請求になったりする場合もあります。
最初に知っておくべきこと:精算は「契約番号」単位
ABCクッキングの解約精算は、コース単位ではなく契約番号単位で行われます。公式の解約試算方法にも「解約となった場合のご精算は、『コース毎』ではく、『契約毎(契約番号ごと)』となります」と明記されています。
- 同じ契約番号で複数クラスを契約している場合、一部のクラスだけ解約するときも、契約番号全体で精算される
- 継続する(解約しない)クラスの契約金額も、精算の計算に含まれる
- その結果、返金ではなく追加請求になる場合もある
そのため、「解約するコースの残り回数 × 1回単価 − 手数料」という単純な計算では正しい金額になりません。
このページでは、現在公開されている会員規約と公式の解約試算方法をもとに、途中解約の条件・返金計算・手続きを整理します。
なお、契約日から8日以内の**早期解約(クーリングオフ)**については別の記事で詳しく解説しています。
解約の種類は2つ
ABCクッキングの解約は、契約日から何日目に申し出るかで2種類に分かれます(第7条)。
| 種類 | 申出期間 | 入会金の返還 |
|---|---|---|
| 早期解約(クーリングオフ) | 契約日を含め8日以内 | 未受講なら返還あり |
| 途中解約 | 9日以降・有効期限内 | 返還なし |
一般的に「解約したい」と思う方のほとんどは、通い始めてから辞めたい場合なので途中解約が対象です。
【規約原文】第7条(解約)第1項 解約は、有効期限内かつ受講残があるコースに限り承ります。解約は解約申出日により、第1号の早期解約(クーリングオフ)または第2号の途中解約のいずれかが適用されます。
(2)途中解約:契約日を含め9日以降かつ有効期限内に解約する場合は途中解約を承ります。(中略)途中解約は受講実績の有無に関わらず入会金および当社所定の事務手数料を負担いただきます。解約に係る事務手数料は、途中解約をするクラスごとに(中略)6,000円(税込6,600円)を上限として解約申請書において別途定めるものとします。
ABCクッキングを途中解約するといくら返金される?
途中解約での返金額は、以下の式で計算されます(規約第7条第2項)。
【規約原文】第7条(解約)第2項(2)精算方法 ②途中解約 支払済金額-当社請求金額(入会金+受講実績額+解約事務手数料+授業キャンセル料)=解約精算金(返金または請求)
※受講実績額とは、対象契約において解約コースの受講済または修了したコース料金(中略)の合計額をいいます。
精算額 = 支払済金額(契約番号全体)
− 入会金(13,200円)
− 受講済・修了したクラスの料金
− 解約するクラスの受講済み分(単価 × 受講回数)
− 継続する(解約しない)クラスの契約金額
− 解約事務手数料
− 授業キャンセル料(該当する場合)
ポイントは、差し引く対象に継続するクラスの契約金額が入ることです。支払済金額は契約番号全体の金額なので、「まだ通い続けるクラスの分」も一度そこから引かないと精算になりません。
計算結果がプラスなら返金、マイナスなら追加請求です。公式でも、請求になる場合はコンビニで支払える用紙が送られてくると案内されています。
解約事務手数料は3種類
手数料は一律ではなく、クラスの状態によって変わります(公式の解約試算方法より)。
| クラスの状態 | 解約事務手数料(税込) |
|---|---|
| 未受講クラス | 1,100円 |
| 解約対象の受講中クラス(クッキング36回以上、ブレッド基礎24回・マスター12回・リッシュ24回以上、ケーキ基礎18回・ケーキマスター12回) | 6,600円 |
| その他の受講中クラス | 3,300円 |
公式の試算例(契約番号単位の計算)
公式サイトに掲載されている例が、契約番号単位の精算をそのまま示しています。
契約内容は、クッキング12回・ブレッド基礎12回・ブレッドマスター12回・ケーキ基礎6回の4クラス。このうちケーキ基礎6回(3回受講済み)だけを解約し、残る3クラスは継続するケースです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 支払済金額(契約番号全体) | 227,388円 |
| 入会金 | -13,200円 |
| 受講済クラス合計(クッキング基礎3回分17,502円+クッキング12回58,221円+ブレッド基礎12回47,290円) | -123,013円 |
| 継続クラス(ブレッドマスター12回) | -73,671円 |
| 解約事務手数料(その他の受講中クラス) | -3,300円 |
| 精算額(返金) | 14,204円 |
解約したのはケーキ基礎6回1クラスだけですが、継続するブレッドマスター12回の73,671円も差し引かれている点に注目してください。ここを見落とすと、返金額を大きく見積もりすぎることになります。
割引ありで契約した場合の返金額
学割・U25平日割・キャンペーン割引などで安く契約した場合は、返金額の見方が少し変わります。
ポイントは、返金の元になる支払済金額は「割引後に実際に払った金額」なのに、受講済み分は「割引がない場合の通常単価」で差し引かれることです。
割引ありの返金対象額
= 割引後の実際の支払額
− 割引がない場合の受講済額
− 事務手数料
− キャンセル料
つまり、半額で入った場合でも「受講済み分も半額で計算してくれる」とは限りません。割引後の支払額が少ないぶん、数回受講しただけでも返金額がかなり小さくなることがあります。
半額で契約した場合の例
料理バリエーション12回コースの通常価格が75,504円で、50%OFFにより37,752円で契約したとします。4回受講後に途中解約し、キャンセル料がない場合の概算は以下です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 割引後の実際の支払額 | 37,752円 |
| 割引がない場合の受講済4回分(75,504円÷12×4) | -25,168円 |
| 事務手数料(上限) | -6,600円 |
| キャンセル料 | 0円 |
| 返金額(概算) | 約5,984円 |
同じ半額契約でも、6回受講していると受講済み分だけで37,752円になり、そこに事務手数料が加わるため、返金なしになる可能性が高くなります。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 割引後の実際の支払額 | 37,752円 |
| 割引がない場合の受講済6回分(75,504円÷12×6) | -37,752円 |
| 事務手数料(上限) | -6,600円 |
| 返金額(概算) | 返金なし |
割引率が高い契約ほど、「残り回数があるから返金も多いはず」とは考えにくいです。特に半額キャンペーンや学割で契約している場合は、解約前にMY受講履歴の契約金額・単価・受講回数を入れて確認しておくと安心です。
シミュレーターに入力するときは、同じ契約番号に含まれるクラスをすべて追加し、それぞれ「解約する」か「継続する」かを選んでください。解約するクラスだけを入れると、継続クラス分が差し引かれないため返金額を多く見積もってしまいます。公式の解約試算方法でも、精算は契約番号ごとに行うと明記されています。
試算前に押さえておきたい公式ルール
解約の申し出方や精算の前提には、知らないと計算が合わなくなるルールがあります。
| ルール | 内容 |
|---|---|
| 解約される契約の順番 | 同じクラスを複数保有している場合は、新しい契約から解約される。どの契約を解約するかは選べない |
| 一部だけ残す解約 | できない。 公式でも「残回数3回の内、1部回数を残してのご解約は出来かねます」と案内されている |
| 利用済みABCポイント | 返還されない |
| 精算に使う金額 | 現在の定価ではなく、実際に支払った契約金額で精算される |
| ABCクレジット払いの途中 | 株式会社エービーシーキャピタル サービスカウンター(054-204-0705/平日10:00〜19:00)への確認が必要 |
| 入会金 | 初回契約のみが対象。 追加契約分だけを解約する場合、入会金は精算の対象にならない |
| 未払いのキャンセル料 | 全コースを解約する場合に限り、キャンセル料も請求分に含めて精算される |
「残り3回のうち1回分だけ残して解約する」といった調整はできないため、満足できる回数まで受講してから手続きするのが前提になります。
具体例で計算
たとえば、料理バリエーション12回コース(75,504円)を入会金無料キャンペーンで契約し、4回受講後に解約する場合:
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 支払済金額 | 75,504円 |
| 入会金 | 0円(キャンペーン無料) |
| 受講済4回分(75,504円÷12×4) | 25,168円 |
| 事務手数料(上限) | 6,600円 |
| 返金額(概算) | 約43,736円 |
途中解約では、入会金を通常の13,200円で支払っていた場合でも入会金は返金されません。シミュレーターでは迷わないように、入会金を除いたコース料金部分だけを概算しています。
なお、入会金が無料キャンペーンで契約し、その後解約した場合、再入会時には入会金13,200円が必要になります(規約第2条第10項)。
【規約原文】第2条(入会・契約)第10項 入会金の払い戻しを受けている、またはキャンペーン等により入会金が無料の契約をその後解約した等、当社が入会金の支払いが完了していないとみなした場合は、再契約時に入会金をいただきます。
返金されない・追加請求になるケース
次の場合は、未受講回数が残っていても返金されない可能性があります。
- 有効期限が切れており、解約自体を受け付けてもらえない
- 受講実績額と解約事務手数料の合計が、支払済金額以上になる
- 同じ契約番号に継続するクラスがあり、その契約金額も差し引かれる
- 学割やキャンペーンで支払額が大きく割り引かれている
- 通学期限延長サービスを申請済みで、途中解約できない
- 未払いの授業キャンセル料を含めると精算額がマイナスになる
返金額がマイナスになった場合は「返金なし」で終わるとは限らず、差額を請求されます。公式では、請求になる場合はコンビニで支払える用紙が送られてくると案内されています。
特に注意したいのが、複数クラスを同時契約していて、一部だけ解約するケースです。精算は契約番号単位なので、継続するクラスの契約金額も計算に入ります。「解約するクラスの残り回数分が返ってくる」と考えていると、実際の精算額とかけ離れます。
まずMY受講履歴で契約番号・支払済金額・受講単価・受講回数を確認し、同じ契約番号のクラスをすべて解約返金シミュレーターに入れて概算してください。
有効期限切れでは解約・返金できない
規約で特に注意が必要な条文がこちらです(第4条第5項):
【規約原文】第4条(コース、サービス等に関する規定)第5項 各コースには、契約月より起算した受講可能な通学期限(以下「有効期限」)が定められており、複数のコースを契約した場合は最長36ヶ月まで積み木式に加算され、生徒自身が管理するものとします。(中略)有効期限を超過(有効期限切れ)した場合、受講権利等のコースに関わる一切の権利が失効します。権利が失効したコースの受講、有効期限の延長、解約、返金等はいかなる場合も一切応じかねます。
つまり、有効期限が切れたら解約すらできなくなり、残チケットは全額ムダになります。
有効期限は契約月から起算され、複数コースを契約すると最長36ヶ月まで積み木式に加算されます。しかし1コースだけの場合、期限はそのコースの定めた期間のみです。
→ 解約を検討しているなら、必ず有効期限内に手続きを完了すること。
解約手続きの流れ
途中解約の手続きは郵送のみです。来店やメールでの申請書提出は受け付けられません(第7条第1項)。
【規約原文】第7条(解約)第1項(2)途中解約 ②申請書提出方法 申請書に記載の事項に同意のうえ、必要事項を記入した「解約申込書」を所定の送付先へ送付する。送付に際しては到着を確実にする簡易書留郵便や特定記録郵便または追跡可能な宅配便等の利用を推奨します。
※封筒、郵送料は会員負担とします。 ※上記申請書の提出は郵便等の配送に限ります。来店、来社による提出は承れません。また、電話等、上記申請書以外の受付はいかなる場合も応じられません。
- 最寄りのスタジオに来店し、会員番号と氏名を告げて「解約申請書」を受け取る (来店できない場合は当社サイトから申請し自分で印刷)
- 必要事項を記入した解約申込書を郵送で送付 (簡易書留・特定記録郵便推奨。郵送料は自己負担)
- 申請書が会社に到着した日が解約受付日となる
- 受付から原則2ヶ月以内に精算が確定し、返金または請求が実施される
注意:有効期限後に申請書が届いた場合でも、有効期限内に申し出があり、かつ申出から2週間以内に書類が届いた場合は解約を受け付けてもらえます。
解約しない方が得なケース
以下に当てはまる場合は、解約よりも通い続ける方が結果的に損が少なくなります。
| 状況 | 理由 |
|---|---|
| 残チケット2〜3枚以下 | 使い切ってから解約すれば事務手数料分だけ得 |
| 入会金を支払って契約している | 解約しても入会金は戻らず、再入会すればまたかかる |
| 有効期限がまだ十分ある | 急いで解約せず、ペースを落として通う選択肢も |
| 旧価格で契約済み | 残チケットは旧価格のまま使えるため価値が高い |
まとめ:損しないための確認リスト
- 自分の有効期限を会員サイトで確認する(期限切れ後は何もできない)
- MY受講履歴で契約番号を確認し、同じ契約番号に何クラス入っているか把握する
- 継続するクラスがある場合、その契約金額も精算に含まれると理解しておく
- 残チケット枚数と残額(枚数 × 1回単価)を計算する
- 途中解約する場合、**入会金(最大13,200円)+事務手数料(最大6,600円)**は戻らないと把握する
- 精算額がマイナスなら、返金ではなく追加請求になると理解しておく
- 解約申請書は郵送のみで、処理完了まで最大2ヶ月かかる
- 再入会を視野に入れるなら、退会よりもコース終了まで通いきる方が入会金の節約になる
公式文言(引用)
早期解約期間経過後も、やむを得ず途中解約をご希望の場合、有効期限内に限りご解約が可能です。 出典: 料金のご案内(公式)
あわせて読みたい
確認元・最終確認日
- 会員規約(公式)(2026年8月8日確認)
- 解約試算方法(公式)(2026年8月8日確認)
- コースの解約について(公式FAQ)(2026年8月8日確認)
- 料金のご案内(公式)(2026年8月8日確認)
途中解約した場合の返金予定額を計算できます
精算は「コース単位」ではなく「契約番号単位」です
一部のクラスだけ解約する場合も、同じ契約番号に含まれるクラスをすべて入力してください。継続する(解約しない)クラスの契約金額も精算で差し引かれるため、解約するクラスだけを入れると返金額を多く見積もってしまいます。契約番号が違う契約は、分けて試算してください。
MY受講履歴の「契約金額(単価)」と「受講回数/全」を見て入力してください
黄色の「契約金額」、カッコ内の「単価」、右端の「受講回数」と「全回数」をそのまま入れると概算できます。
画像をクリック(スマホはタップ)で拡大表示できます項目1
試算する前に確認したい公式ルール
- ・同じクラスを複数保有している場合は、新しい契約から解約されます。どの契約が対象になるかを選ぶことはできません。
- ・残回数の一部だけを残して解約することはできません。公式でも「残回数3回の内、1部回数を残してのご解約は出来かねます」と案内されています。
- ・利用済みのABCポイントは返還されません。
- ・精算は現在の定価ではなく、実際に支払った契約金額で行われます。MY受講履歴の契約金額をそのまま入力してください。
- ・ABCクレジットの支払いが途中の場合は、株式会社エービーシーキャピタル サービスカウンター(054-204-0705/平日10:00〜19:00)への確認が必要です。
- ・入会金は初回契約のみが対象です。追加契約分だけを解約する場合、入会金は精算の対象になりません。
※このシミュレーターは1つの契約番号単位で計算します。同じ契約番号のクラスをすべて入力する前提です。継続する(解約しない)クラスは契約金額の全額を差し引き、解約事務手数料はかけていません。途中解約では入会金は返金されない前提で、コース料金部分だけを概算しています。受講済み分は、MY受講履歴に表示される単価と受講回数をもとに概算しています。解約事務手数料は公式の試算方法に合わせ、未受講クラスは1,100円、対象の受講中クラスは6,600円、その他の受講中クラスは3,300円で計算しています。契約番号が異なる契約は、分けて試算してください。
本サイトは非公式サイトです。最終的な価格、適用条件、特典内容は、必ず公式サイトやスタジオ案内をご確認ください。
間違いの指摘、疑問、分かりにくかった点などがあれば、短い内容だけでも送っていただけると助かります。